カテゴリ:Movie( 10 )
眉山
眉山を観に行きました。
原作はさだまさしの同名の小説。
故郷の徳島でひとり暮らす母と、その母が余命いくばくもない事を知り二人で過ごすうちに今まで理解しあえなかった母を理解し、その母の切ない思い、そして自分が生まれるまでを見つめる娘の物語。

映画は最初の3分でその印象が決まると思います。
しかしこの映画は最初の30秒でその世界に引き込まれました。
キャストがすばらしかったので当たり前なのかもしれませんが
とても久々に良い映画を観たという印象でした。
これぞ日本映画 という印象。
日本映画でしかなし得ない美意識とか、間とか…そういうものがごく自然に映し出されていて観ていて心に響きました。

あと、私は母ひとり子ひとりなので、主人公の状況にシンクロしてしまって…。
でも何故だか辛くはありませんでした。
というよりも、今までの自分を見つめ直すことが出来たような気がします。

あと、祭好きにはたまりません(笑)
クライマックスの阿波踊りのシーンは本当に見物です!
正直、阿波踊りってこんなに素晴らしいとは思っていませんでした。
是非一度、生で観たいと思いました。
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by mistilteinn | 2007-05-16 23:34 | Movie
それでもボクはやってない
観てきました。話題の映画。
去年から通勤途中にある映画館に予告ポスターが貼ってあって気になっていました。
最初は、加瀬くんが証言台にひとりでポツンと立っているのを引きで撮っている絵だったので、なんとなく面白そうな映画をやるんだな、と言う印象で観てみたいなと思っていました。ところが今年に入ってから貼られたポスターには…加瀬君が手錠をかけられて正面を向いている写真が…!
…そんなシリアスな映画だったのか!というのが第一印象でした。
そう。これ、冤罪事件をテーマにした映画だったのですね。
前評判では“くすりともさせない”というのを聞いていたので、どうかな〜?と思っていたのですが、かなり面白かったです。(あ、興味深い、と言う意味の。)
まず、上映時間が2時間半にも及ぶのですが、その時間を感じさせませんでした。
内容が濃いにも関わらず、とても適切に作られているため、間延びした感じも、詰め込みすぎな感じもしませんでした。必要最小限に作ってこれ、という印象。
次に、お客さんが多くてびっくりしました。
正直そんなにエンターテイメント性の高い映画ではないので、どちらかというと映画は楽しむもの、というお客さんはあまりこないかなと思っていたのですが、当日は整理券が必要なほどの混雑ぶり。中には小学生の女の子までいました。
そこには最近の日本の裁判への不信感、近い将来始まる陪審員制度への関心などが現れている気がしました。もちろん、周防監督の作品が好きだと言う人も多いとは思いますが。たしかに周防監督はすごいなあと思いました。だってあれだけのテーマをあの時間に収めるなんて!この人は監督になるべく生まれてきた人だなとちょっと思いました。
あと、最後に最高裁判所の映像が出てくるのですが、それを観た時に背中がぞくっとしました。上手く言えないんだけど、その“ぞくっ!”も監督の計算のような気がして仕方がありませんでした。

あと、加瀬君はやっぱり上手ですね。ハチクロの真山の印象が強かったのですが、全然別の人でした。(あたりまえだけど。)あと、旭化成(ブレイクスルー!)の人だと気づいたのは最近です。それほどこの人にはその時々でかなり違う印象を受けます。台詞とかも…あまりに自然すぎて、興奮して喋っているときはこっちもつられていらだってきてしまうほどでした。(笑)人の気持ちをとらえるってすごいと思う。この人にはその能力があるんだなと思いました。
これだけを読んでも全然どんな映画かは分からないと思いますが、絶対にためになる映画です。今日本にある危機ってこういう事なんじゃないかな、と思いました。
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by mistilteinn | 2007-02-04 21:47 | Movie
ただ、君を愛してる
※ネタバレあり。注意!!

今日は「ただ、君を愛してる」を観に新宿に行ってきました。

「いま、会いに行きます」の市川拓司の小説の映画化。
大学生だけど幼い容姿の静流(しずる)と誠人(まこと)のラブストーリー。

大学の入学式の日、誠人は交通量の多い横断歩道を渡ろうとしている静流に声をかける。「ここは渡れないから、向こうから渡った方がいいよ。」
写真が趣味の誠人は不思議な行動をとる彼女に思わずシャッターを切る。
この瞬間、静流は誠人に恋をしてしまった。

誠人は同じ科のマドンナ的存在のみゆきの事が好き。
みゆきもその事を感じとっていて、学食でひとりでランチを食べている誠人を自分のグループに誘う。みゆきも誠人のことがどうやら気になる様子。
静流も誠人がみゆきのことを好きな事に当然気づく。
誠人にとっては静流は友達以上には見えていないのだ。
その事に静流も気づいていた。
そして静流はみゆきとも仲良くしようとする。その理由は、
「私は好きな人の好きな人を好きになりたかっただけ。」
静流は誠人に教わってカメラを始める。
誠人は静流に二人でコンテストに応募しようと言う。
そのために応募用の写真を二人で撮ろうという。
静流は人物写真を主にしていたため、セルフポートレートにすると言う。
そしてその写真のモデルになるために誠人にキスして欲しいという。
誠人は“モデルとして”静流にキスする。
その時、初めて静流が眼鏡を外し、誠人は静流の素顔を目にする。
その瞬間、彼は彼女に恋していた事を自覚する。
しかし、その夜から彼女は行方が分からなくなってしまうのだった…。
そして…。

※以下、ネタバレあり、注意。

実は、この映画、2003年に公開された映画“恋愛寫眞 Collage of Our Life”のアナザーストーリーとして(この意味がよくわからないのだけれど。)作られた小説の映画化だそうで、最初「恋愛寫眞 もうひとつの物語」とあったので気になっていたのです。
実は、元のストーリー“恋愛寫眞 Collage of Our Life”を3年前に観ていたので。
あれ?と思っていたのでした。
なぜなら、“恋愛寫眞 Collage of Our Life”のキャッチコピーは…
“死んだはずの彼女から手紙が届いた。消印はニューヨーク”だったからなのです。
そうこれは、彼女が死んだ事実が分かっていてその彼女から個展の案内が届く、
その謎を解いて行くストーリーとして作られた映画だったのです。
そして、今回の「ただ、君を愛してる」の“劇場での”キャッチコピーは
“恋をすると死んでしまう…生涯ただ一度のキス、生涯ただ一度の恋”
…だったのです。
それなのに、全国公開になってからはキャッチコピーが“生涯ただ一度のキス、生涯ただ一度の恋”もしくは“「いま、会いに行きます」の市川拓司の小説の映画化”だったので、静流が最後に死んでしまうという事は隠してのラブストーリーとして宣伝していたので、あれ?と思ったのでした。
でも内容を観ると、“恋愛寫眞 Collage of Our Life”の過去の話を語っているストーリーということになるようなのですが…。話が全然違う所があるので、“登場人物が同じ名前でちょっと境遇が似ている物語”のようでした。
純粋にこの映画だけでの感想を言えば、とても映像もきれいだし、俳優陣の爽やかさと空気感、スクールライフの永遠ではないからこその切ない青春の感じがとても綺麗に映されていて心にしみる映画でした。(ラストでは私にしては珍しく映画館で泣いてしまいました…。)
しかし…“恋愛寫眞 Collage of Our Life”が好きで、その続きの物語を期待して観た人間としては…全然違う話だ!!とちょっとショックを受けてしまいました。

ちなみに…
“恋愛寫眞 Collage of Our Life”での静流は広末涼子、誠人は松田龍平でした。
このお話での静流は今回のお話での静流とちょっと違って、陰のある綺麗な個性的な女の子、といった風な感じで、誠人はもうちょっとクールな感じの男の子でした。(これは俳優の個性の差だと思いますが)だからもうちょっと大人な感じの二人だっただけに今回の映画の方が甘い感じでした。前作の方がミステリー仕立てだったしね。

今回の映画も好きな方ですが、
前回の二人の方がやっぱり好きな私でした。
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by mistilteinn | 2006-11-18 22:52 | Movie
ハチミツとクローバー
人気コミック“ハチミツとクローバー”の映画化。
美大生5人(天才少女、青年含む)の青春ラブストーリー。
全員が片思いで、もどかしいようなせつないような…。
リアルに思い出せる青春の一ページの物語です。

一言でいうと、とてもよかったです。
キャストが決まった時点で正直“う〜ん”という感じだったのですが
やはり俳優さんてすごいですね(笑)皆素晴らしかったです。
私的に一番原作に近いと思ったのはあゆちゃん。そして真山です。
真山は…“うぁ!真山だっっ!!”て感じ。
ビジュアルもそうなんですが、あの情けなさ加減が絶妙でした。
そして原作とは違う印象でしたが森田さん役の伊勢谷友介が絶妙です。
やはり彼は藝大出身だけあって板についてましたね。
芸術家オーラが漂っていました。まさにハマり役。
彼を観るためだけでもかなり価値のある作品だと思います。(笑)

それにしてもやはり美大が舞台だけあって懐かしい感じがしました。
あの独特の雰囲気が…私は女子大だったので大学内での恋愛はなかったですが、研究所(美大受験対策の予備校)を思い出し、ちょっとあの頃に戻りたくなってしまいました。あの頃の情熱、そして夢…。そんな温度を感じさせる作品でした。
あと、とても色彩を意識して作られていて美しかったです。どのシーンでもとても色がきれいで、観ているだけで癒されました。
とても凝ったつくりの映画が多い中、原作を知っている方も、知らない方も観るだけで温かい気持ちになれる作品だと思いました。
この夏のイチオシです☆

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by mistilteinn | 2006-08-05 17:03 | Movie
間宮兄弟
友達と間宮兄弟を観に行きました。
原作は江國香織の小説です。

正直、あまり期待はしていなかったのですが、すごい面白かったです(笑)
間宮兄弟の一挙手一投足の面白い事…!!
いい大人なんだけど、二人とも少年の様な男の人で、こんな兄弟いないでしょうというところですが、いたらいいなと思わせるキャラクターで、笑いのテンポが面白いというか、やっぱり森田芳光監督って天才だなあと思いました。
最初、佐々木蔵之介と塚地くんが兄弟と聞いて“え??”と思ったのですが、映画を観ると、ホントに兄弟に見えてくるから不思議…。
佐々木蔵之介がエリート以外の役をやっているのってあまり見た事なかったのですが、ダサ可愛くてステキでした。(笑)

私は兄弟がいないので、ホントの兄弟ってどういうものなのか分からないのですが、こんな兄弟だったら欲しいなあ…。
兄弟の仲の良い人も、悪い人も、いない人も、色んな人に観てもらいたい映画だと思いました。
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by mistilteinn | 2006-06-18 21:54 | Movie
スウィングガールズ
会社の友達にDVDを借りて観ました。
言わずと知れたヒット作ですが、
正直言うとウォーターボーイズのが面白かったかな??(^^;)
期待してすぎて見たせいかも…。
あの期間で初心者があそこまで吹けるようになるのはちょっと無理があるかなと、管楽器経験者なら突っ込みたくなるところですが、そこはおいといて。
展開に無理がある以外は基本的には面白かったです。

でも、実際に彼女たち、猛特訓してあそこまで吹けるようになったんですよね?たしか。
あの中の演奏はホントに吹き替え無しでやってるのかなあ?
だとしたらホント、すごいです。
屋上でのインザムードとかはかなりレベル高いような…。
あと、最後の演奏会のシーンではみんな本当に上手かったし。
何より、“音楽は楽しんでやるもの”という根本が描かれていたのが何よりでした。
とくにドラムの子がよかったです。
あと、トロンボーンの関口役の本仮屋ユイカちゃんが可愛かったです(*^^*)

あの映画見てサックスを習いに行く人が増えたそうです。
何にしても管楽器人口が増えるのは嬉しいです☆
私もテナーも習いたいなあ…。花形はアルトなんだけど、
絵になるのはテナーなんだよね〜…みたいな…。
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by mistilteinn | 2006-05-15 12:52 | Movie
同じ月を見ている
また映画を観ました。今度は窪塚くんの復帰作同じ月を見ているです。

同名のコミックスの映画化。これも原作は読んでいないのですが、映像がきれいで良かったです。見所は黒木メイサでしょうか…。とても笑顔の綺麗な子で、これからどんどん出てくるんだろうなあと思いました。(私的な見所は窪塚君の白衣姿と学ラン姿ですが…。)
あと、ドン役のエディソン・チャンが良かったです。最初ドン役は窪塚君が演じる予定だったそうですが、こちらで正解だったのでは…。
でも思っていたより満足度は低いような…直前に観た春の雪の出来が良すぎたせいかもしれません。
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by mistilteinn | 2005-11-28 12:51 | Movie
春の雪
ひさしぶりに映画を観ました。

三島由紀夫原作“豊穣の海”の第一巻に当たる部分を映画化した、春の雪です。

主演は竹内結子、妻夫木聡。
ふたりともとても大好きな俳優さんです。
舞台は大正時代。没落貴族の娘と、成り上がり貴族の息子のラブストーリー。
映画としては、キャスト、衣装、音楽などの構成がすばらしく、ひさびさに“総合芸術”という言葉を思い出しました。
まだ観てない方の為に詳しくはふれませんが、妻夫木君の今までにはないような性格の主人公がよかったです。少年ゆえの潔癖さや苛立ち、そんなものを上手く表現されていたのではないかと思います。そして竹内結子は文句なしに美しかったです。このときはもう妊娠していたんでしたっけ?本当に綺麗でおもわずため息が出ました。

三島由紀夫は実は一度も読んだ事がなく、世界観がわからないのですが、もしこの映画が忠実に世界観を再現しているものだとしたら、とても素晴らしかったです。
パンフレットに三島の他の作品や、豊穣の海の春の雪の続きに当たる巻のあらすじが書いてあったのですが、どれも面白そうで、三島作品を読破しようかと今考え中です。おすすめがありましたら教えてください☆
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by mistilteinn | 2005-11-17 20:49 | Movie
姑獲鳥の夏
うぶめのなつと読みます。
京極夏彦原作の同名小説の映画化。小説やコミックの映画化って微妙な感じが多いのですが、今回はアタリでした☆なにより世界観が忠実に再現されてて感動しました。
舞台がロケではなく全てセットで作ったというのが大きいのかな?とにかく小説ファンをがっかりさせないとてもすばらしい仕上がりだったと思います。
でもひとつだけ…私はどうしても京極堂(主人公)はトヨエツのイメージだったので、堤真一だと聞いたときにはちょっとがっかりしました。でも予想を覆し、とても素敵でした。やっぱり堤真一ほどのベテランだと、難無くこなしてしまいますね。
あと、榎木津(大金持ちの探偵)の役は、私は福山雅治あたりをイメージしていたのですが、阿部寛でした。こちらもアベちゃん特有の雰囲気でみごとに榎木津になっていました。
小説を読んでない方にもとてもおすすめですが、全国ロードショーでないのが残念…。なんで?やっぱりマニアックだから??(^^;)
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by mistilteinn | 2005-08-12 13:02 | Movie
アニムスアニマ
※ネタバレあり注意※

アニムスアニマ、それは理想の男性、女性という意味だそうです。

映画の紹介に、“美しいことだけに価値を置き、恋人のように暮らす姉弟の物語”
と書いてあり基本的に私は映画はビジュアルで観て楽しむタイプなので
そのコピーに惹かれて観に行きました。
でもちょっと話が浅かったかな…。
実はこの二人は血がつながっていない、という設定らしいのですが
その辺りの説明が全くなかったりして、ちょっと消化不良な感じがしました。
あと、“美しいことだけに価値を置く”のがもっとディープな感じでもよかったかも。
でも主役の二人は文句なしにきれいでした。それだけでも観に行った価値はあったかな。
とくにヒロインの椎名英姫ちゃん。とても綺麗。小西真奈美ちゃんに似た感じでタイプです。

…ちなみにこの映画、自分にとっての理想の男性(アニムス)、女性(アニマ)を提示すると、300円引きということで私は旦那を提示したのですが旦那は最後まで“木村多江”だと言ってききませんでした。ちぇ〜…。


http://www.animusanima.com/
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by mistilteinn | 2005-02-25 22:58 | Movie