それでもボクはやってない
観てきました。話題の映画。
去年から通勤途中にある映画館に予告ポスターが貼ってあって気になっていました。
最初は、加瀬くんが証言台にひとりでポツンと立っているのを引きで撮っている絵だったので、なんとなく面白そうな映画をやるんだな、と言う印象で観てみたいなと思っていました。ところが今年に入ってから貼られたポスターには…加瀬君が手錠をかけられて正面を向いている写真が…!
…そんなシリアスな映画だったのか!というのが第一印象でした。
そう。これ、冤罪事件をテーマにした映画だったのですね。
前評判では“くすりともさせない”というのを聞いていたので、どうかな〜?と思っていたのですが、かなり面白かったです。(あ、興味深い、と言う意味の。)
まず、上映時間が2時間半にも及ぶのですが、その時間を感じさせませんでした。
内容が濃いにも関わらず、とても適切に作られているため、間延びした感じも、詰め込みすぎな感じもしませんでした。必要最小限に作ってこれ、という印象。
次に、お客さんが多くてびっくりしました。
正直そんなにエンターテイメント性の高い映画ではないので、どちらかというと映画は楽しむもの、というお客さんはあまりこないかなと思っていたのですが、当日は整理券が必要なほどの混雑ぶり。中には小学生の女の子までいました。
そこには最近の日本の裁判への不信感、近い将来始まる陪審員制度への関心などが現れている気がしました。もちろん、周防監督の作品が好きだと言う人も多いとは思いますが。たしかに周防監督はすごいなあと思いました。だってあれだけのテーマをあの時間に収めるなんて!この人は監督になるべく生まれてきた人だなとちょっと思いました。
あと、最後に最高裁判所の映像が出てくるのですが、それを観た時に背中がぞくっとしました。上手く言えないんだけど、その“ぞくっ!”も監督の計算のような気がして仕方がありませんでした。

あと、加瀬君はやっぱり上手ですね。ハチクロの真山の印象が強かったのですが、全然別の人でした。(あたりまえだけど。)あと、旭化成(ブレイクスルー!)の人だと気づいたのは最近です。それほどこの人にはその時々でかなり違う印象を受けます。台詞とかも…あまりに自然すぎて、興奮して喋っているときはこっちもつられていらだってきてしまうほどでした。(笑)人の気持ちをとらえるってすごいと思う。この人にはその能力があるんだなと思いました。
これだけを読んでも全然どんな映画かは分からないと思いますが、絶対にためになる映画です。今日本にある危機ってこういう事なんじゃないかな、と思いました。
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by mistilteinn | 2007-02-04 21:47 | Movie
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